海外発BtoBサービス案内人が語る「成功の法則」

次の焦点はバックオフィスのデジタル化支援

ジャパン・クラウド・コンピューティングの創業者の1人、アルナ・バスナヤケCEO(写真:ジャパン・クラウド・コンサルティング)
ジャパン・クラウド・コンピューティングは2016年に設立された異色の投資ファンドだ。現在、BtoB向けクラウドサービスベンチャー5社と合弁で日本法人を設立。その兄弟会社であるジャパン・クラウド・コンサルティングを通じ、海外企業の日本市場での展開を支援している。
コロナ禍の中で多くの企業がリモートで業務をこなす必要に迫られており、企業を対象としたさまざまなクラウドサービスが脚光を浴びている。BtoBベンチャーの最新動向などをジャパン・クラウド・コンサルティングの福田康隆社長に聞いた。

海外ベンチャーの日本進出を支援

――ジャパン・クラウドは海外のBtoBベンチャーの日本展開を支援するユニークなビジネスモデルです。

アレン・マイナー氏とアルナ・バスナヤケ氏が立ち上げたジャパン・クラウドは、セールスフォースなどの導入支援などを行うサンブリッジからスピンアウトした会社だ。

最初、セールスフォース・ドットコムが2000年に日本に参入した際に、サンブリッジがセールスフォース日本法人に出資した。マイナー氏は日本オラクルの初代代表。その後、サンブリッジを設立したので、日本オラクルこそがジャパン・クラウドへとつながる系譜のルーツとも言える。

その後、サンブリッジは、出張・経費管理クラウドを提供するコンカー、マーケティングオートメーションのマルケト、ECプラットフォーム大手のデマンドウェア、グローバル財務・資金管理ソリューションのキリバなどが日本に進出する際にも、(それぞれの)日本法人に出資し、日本での事業を支援してきた。そのころから一貫してBtoBのSaaSにフォーカスして海外企業の進出を助けてきた。

2017年にジャパン・クラウドとして新しいファンドを立ち上げ、現在は(海外企業)5社の日本市場進出を支援している。デジタルサービスのパフォーマンス分析ツールのニューレリックやWebアプリケーション定着化ツールのWalkMe、クラウド型決算プラットフォームを提供するブラックライン 、銀行業務の最適化をクラウドで支援するnCino(エヌシーノ)、リアルタイムなカスタマーエンゲージメントプラットフォームを提供するBraze(ブレイズ)だ。

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