沈黙のバフェット氏の発言に注目が集まるわけ

2月27日に毎年恒例の株主宛て書簡公表へ

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、2020年の混乱の中でほぼ沈黙を守った。

過熱した米大統領選と全米規模の抗議行動に発展した人種的対立、多くの米国民を引き付けた株式市場の活況のいずれの局面でも、バフェット氏は口をつぐんできた。

だが、米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO)として、同氏が株主に毎年送る書簡の内容が27日に公表される。これにより同氏が沈黙を破るチャンスがようやく訪れる。

CFRAリサーチのアナリスト、キャシー・サイフェルト氏は電話取材に対し、「今回の書簡が幾つかの問題に注意を向ける内容でなければ、人々は失望するだろう。彼の考えを聞きたい欲求が存在する」と語った。

バフェット氏は昨年5月の年次株主総会で、過去最高額に近い手元資金について、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が「最悪のシナリオ」になる可能性を考えれば、それほど巨額でないと発言。しかしその後は、米大統領選が過去まれに見る激戦となったにもかかわらず、自分の意見を話すことがほとんどなかった。

(写真の位置をここに変更してください)

次ページバフェット氏に聞きたいことは山ほどある
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
世界の投資マネーが殺到<br>沸騰! 医療テックベンチャー

2020年に世界の医療関連ベンチャーの調達額は465億ドルと過去最高を記録。10年間で5倍に膨張し、米グーグルやアマゾン、アップル、さらには中国の巨大IT企業もこぞって進出中です。国内の有望スタートアップ21社も掲載した必読の最新ガイド。

東洋経済education×ICT