数分違いで大遅刻「乗り遅れたらヤバい列車」 すぐ後の列車でも到着が大幅に遅い場合がある

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湘南新宿ラインの快速平塚行きは、以前は戸塚で快速アクティーにわずか1~2分差で接続できず、平塚でも快速アクティーの待ち合わせをした普通列車に1分差で逃げられて13分後の普通列車に乗るハメになり、小田原着は先発の特快の56分後、かつ後続の特快到着の4分前というダイヤだった。

これが戸塚で接続する形に改善され、23分もの時間短縮が実現した。新宿から東海道線方面へは特快が毎時2本走っているのとほぼ同じになったと言える。だが、今年春のダイヤ改正で日中の快速アクティーは消滅する。これは新宿方面からの利用者にとっても残念だ。

お台場デート「乗り遅れ」の罠

埼京線沿線からお台場へ行くなら、20分おきに走るりんかい線直通の快速新木場行きを使うところだ。土休日のお台場に12時台に着く場合で見てみよう。

武蔵浦和からは毎時01・21・40分発の快速新木場行きがあり、その後毎時04・24・44分に武蔵浦和始発の各駅停車新宿行き、毎時12・31・51分に大宮始発の各駅停車新宿行きが出ている。このうち、毎時01・21分発の快速に乗り遅れたときの痛さといったらないのだ!

例えば04分発で行くとこうなる。池袋では3分差で湘南新宿ラインの快速に乗り継げない。終点の新宿では、到着の1分後に大崎でりんかい線に接続する新宿始発の海老名行きが発車するが、ホームが違うので1分での乗り換えは不可能。後続の湘南新宿ライン逗子行きに乗っても大崎では始発のりんかい線に2分差で逃げられ、結局後続の快速新木場行き(武蔵浦和21分発)に乗る羽目になる。

埼京線・りんかい線の休日日中乗り継ぎ時刻表(筆者作成・一部編集部加工)

とにかく逃げられてばかりのような列車だ。お台場最寄りの東京テレポートには24分もの遅れで到着することになり、デートの約束をしていた彼女・彼氏にも逃げられる……なんてことにもなりそうだ。あぁ、運命って残酷っ。

ちなみに武蔵浦和21分発の快速に乗り遅れた場合、24分発の各停に乗るとこちらは池袋で湘南新宿ラインの特快小田原行きに乗り継げる。だが大崎では2分の差で始発のりんかい線に逃げられ、結局は武蔵浦和40分発の快速新木場行きに乗ることになる。

新宿から山手線で大崎へ行ってはどうかと思う人もいるだろう。だが階段などを使った乗り換えが2回発生する上に、新宿―大崎間は山手線だと15分もかかる。

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