数分違いで大遅刻「乗り遅れたらヤバい列車」 すぐ後の列車でも到着が大幅に遅い場合がある
だが、戸塚から乗る東海道線の普通列車は途中駅で特急の通過待ちをすることもあり、遅れは大幅に拡がってしまう。12時台を例に見てみよう。新宿12時00分発の特別快速は小田原13時16分着なのに対し、12時02分発の相鉄線直通を利用して乗り継いだ場合は13時45分着と、なんと出発時は2分差だったのが到着時は29分もの差に拡大してしまうのだ。
その後の列車も油断できない。02分発の相鉄線直通の後、15分発の普通列車を使う場合は戸塚で東海道線普通列車にほぼ待ち時間なしで乗り継げる。これで安心と思うと、この列車は大船で特急の通過待ち、平塚で快速アクティーの待ち合わせとなる。平塚で快速アクティーに乗り継いでも小田原到着は13時48分となり、特別快速の15分後の列車に乗ったのに到着は32分後になってしまう。
「乗り遅れてしまったんですが、15分後の電車に乗りますので1時半ごろには着けるかと……」などと、到着時刻を調べずにあわてて待ち合わせの相手に連絡してはいけない。
ほかにもある「ヤバい」パターン
一方、新宿毎時30分発の快速平塚行きに乗ると、戸塚で快速アクティーに接続し、小田原には15分発の普通を利用して乗り継いだ場合と同じく13時48分に着く。
だが、これも乗り遅れるとヤバい列車なのだ。00分発の特快に乗り遅れた場合と同様、2分後に出る相鉄線直通列車に乗り、武蔵小杉と戸塚で乗り継いで小田原へ行くことができるが、この場合は14時11分着と、出発時は2分差だったのが到着時は23分の差に拡大し、小田原到着の4分後に後続の特快が来るというありさまだ。
上りも特快を逃すとけっこう痛い。小田原を日中毎時04分発の特快を逃した場合、その3分後の普通列車に乗ると、戸塚では1〜2分の差で横須賀線から来る湘南新宿ラインに乗り継げず、16分後に来る平塚始発の快速に乗ることになる。これにより、新宿着は特快なら毎時19分なのに対して50分着と、31分もの差に拡大する。
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