今こそ実践したい「上昇株」見つける4つの秘訣 無料の情報サイトやツールを賢く使いこなす
本格的な企業分析には、財務三表といわれる「損益計算書(PL)」「貸借対照表(BS)」「キャッシュフロー計算書」という3つの書類を見ることが必要といわれますが、成長株投資であればこれら全部をマスターする必要はありません。
ただ、企業が四半期に一度発表する「決算短信」には、これらのエッセンスが詰まっているので、まずは決算短信の1ページ目だけでも見られるようにすると見える景色が変わります。
業績計画の進捗と成果を確認
上場企業は3カ月(四半期)ごとに決算を発表する決まりになっています。詳細なレポートは四半期報告書(その期の最後は有価証券報告書)で行われますが、まずは速報的に発表されるのが決算短信です。会社が1年の最初(期初)に立てた業績計画の進捗とその成果を確認できます。会社にとっての「1年」の始まりをどこにするかは、企業が自由に決められます。
日本の上場企業は約7割が3月末で1年を締める「3月決算」といわれ、その場合、決算期は学校などと同じ4月から翌年の3月です。3月決算企業の場合、決算期の始まりの4~6月が第1四半期、7~9月を第2四半期、10~12月が第3四半期、1~3月が第4四半期になります。
四半期を英語でクォーターというため、簡素化して1Q、2Q などともいわれます。3月以外では、12月決算や9月決算の企業が比較的多く、数は少ないものの、それ以外の決算月の企業もあります。
決算短信は各四半期末の45日以内に出す決まりになっているので、決算発表は集中する傾向があります。各企業の決算発表日は近くなると発表され、企業のウェブサイトのIRページや日本取引所グループの適時開示情報閲覧サービス(TDnet)、日本経済新聞社、ネット証券のウェブサイトなどで確認できます。
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