そこで、「お子さんがお母さんと2人きりでいるよりももっと幸せになれる、やりたいことがやれる、将来なりたいものになれる、そんな相手を探さないとダメですよ」とアドバイス。シングルマザーは1人ではないのです。
そんな中、明子さんに「1度会ってみるといいのでは」と説得してお見合いを申し込んだのが、中学校教師の和夫さん(仮名)。普段から子どもと接することに慣れていて、子どもの気持ちをよくわかっている男性です。
明子さんが「子どもを転校させたくない。今住んでいるところの地域に住み続けたい」と申し出ると、彼は「希望を全部かなえます。僕が引っ越しするから、明子さんが今住んでいる地域でもう少し広いところを借りるなり、買うなりしましょう。お子さんと2人の生活は崩さなくていいです」と言ってくれました。
プロポーズ前に彼女の娘に相談
プロポーズのとき、彼が「お母さんと結婚したいと思うんだけどいいですか?」とお子さんに聞いたら、「はい、お母さんをよろしくお願いします」と答えたそうです。まだ10歳にもならない子ですよ。
それで次の日には友達に電話して、「私、お父さんできたんだよ」とうれしそうに報告していたとか。今の時代、子どもも親の再婚をオープンに報告するようになったんですね。
和夫さんはものすごく心の温かい人で子煩悩。お子さんのことをすごくかわいがってくれる。結婚が正式に決まって3人で弊社に報告に来てくれた際、「記念写真を撮りましょうね」と言うと、お子さんはお母さんではなく彼の膝の上にちょこんと座りました。
毎朝、学校に行くときに「今から学校でこんな授業があるの」「この科目はこうするといいよ」と20分くらいおしゃべりしているそうです。教師だから学習面でのサポートもバッチリですね。
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