「挫折に弱い子ども」と「強い子ども」の決定的差 「説教」や「叱る行為」は子どもの成長に必要ない

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子どもが失敗したときに大人がかける言葉はただひとつ。

「大丈夫?」

これだけです。あとはしゃべりません。大空小学校でも、これは徹底していました。失敗しても先生は怒らない。それを見ているから、先生がいないときに友だちが失敗しても、子ども同士で「大丈夫か?」と言えるんです。子どもは、必ず大人のまねをするんですよ。

逆に先生が失敗した子どもを怒っていたら、それを見ている子どもは、失敗したら怒られるから失敗しないようにする。つまり、自分の殻に閉じこもってチャレンジをしなくなります。

大空小学校で、あるお母ちゃんが「先生、うちの子ども、あかん」って急に言ってきたことがありました。

「どしたん?」と聞くと、そのご家庭ではごはんを食べるときにひじをつくな、という約束をしていた。でも、息子がひじをついて食べていて、おみそ汁をこぼした。

「ひじついてるからこぼしたんやろ。何回言ったらわかるの!!」とお母ちゃんはキレた。それで「先生、どうしたらええ?」って言うんです。

「こぼした後、どうしたの?」と私が聞くと、「じゅうたんも汚れるし、必死で拭いた」と。「あんた、最悪やな、それ」と私は答えました。

子どもの失敗を叱ってはいけない

確かに彼はひじをついていたけれど、おみそ汁をこぼそうと思ってわざとついていたわけではない。ということは、おみそ汁をこぼしたことは、単なる子どもの失敗です。

「今度おみそ汁をこぼしたら、平然として『大丈夫?』でええねん」と。「大丈夫なわけないやろ」って子どもは言うかもしれないけど、大事なことは失敗を叱ることではなくて、自分がやってしまった失敗を自分でやり直す、この力をつけることです。

自分でこぼしたんだから自分で元に戻す、どうってことない、あんたの問題だからって平然としているのが大人の関わり方。怒るだけ怒って、結局親が片付ける。これが最悪なんです。

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