横浜のロープウェー、「片道1000円」納得の理由 移動手段でなく"アトラクション"ならアリかも

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桜木町駅から新港地区の商業施設「ワールドポーターズ横浜」前の運河パークまでは、鉄道廃線を利用した遊歩道「汽車道」が通っている。ヨコハマ・エア・キャビンは汽車道の南側の水面上を、運河パークに建設したもう一方の駅舎まで直線で結ぶ。片道約630mの所要時間は約5分、最大で約40mの高さがあり、定員8人のゴンドラ36基で運行する。

新港地区に建設中のロープウェー駅舎(記者撮影)

事業主体は大阪市に本社を置く泉陽興業。同社はみなとみらい地区の遊園地「よこはまコスモワールド」のほか、葛西臨海公園(東京都江戸川区)や天保山ハーバービレッジ(大阪市港区)の大観覧車なども運営している。ロープウェーの建設費は約80億円。民設民営で公費負担はなく、横浜市には道路と水域の占有料が支払われる。

みなとみらいの夜景も楽しめる

営業時間は10時から22時。ゴンドラや駅舎などのライトアップは照明デザイナーの石井幹子さんが監修する。石井さんはコスモワールドの大観覧車などのイルミネーションも手がけているため、夜間もエリア一帯で調和のとれた景観演出が期待できそうだ。

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