懐かしくもどこか甘酸っぱい「昭和遺産」8選 「1700カ所を巡礼した男」の壮大かつ貴重な記録

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
昭和遺産4:珈琲カンテラ(宮城県柴田郡)

ここは、「一目千本桜」で知られる白石川のほとり。宮城県は、昭和時代に開業した個人経営の喫茶店が比較的少ないイメージがありますが、偶然にも、旅の途中で出会ってしまった、料理がとてもおいしい喫茶店。

つながったトンカツ屋から食事が届く(写真:著者撮影)

昭和時代から何も変わっていないと思われる、とても落ち着く店内。それに加えて、ママさんがとてもキレイです。

お隣のトンカツ屋と店内がつながっているようで、注文したカツ丼とそばが、お隣から運ばれてきました。本格的な食事が楽しめる喫茶店は貴重です。

東京・上野にもあった「昭和遺産」

昭和遺産5:上野公園 東照宮第一売店(東京都・台東区)
トタン屋根の下にはお面、奥は小上がりの食事処(写真:著者撮影)

上野東照宮の参道入り口にある売店。トタン屋根の建物にストライプの庇が掛けられた、ノスタルジーがあふれてくるたたずまいです。店頭には子どもが喜びそうなおもちゃが並んでいますが、店内は庶民的な食事処です。

(写真:著者撮影)

店内の奥にある小上がりが味わい深いです。小さなお店ですがメニューは豊富で、ラーメン、ざるそば、親子丼、カレーライスなどなんでもそろっています。

(写真:著者撮影)

場所柄、利用者は観光客がメインと思いましたが、ほかの席のお客さんは、どなたも近所から来店された様子です。意外と、地元の常連が多い店なのかもしれません。

コーヒーをいただきました。上野公園には、今までに何度も足を運びましたが、売店の奥に食事処があることに、ずっと気づいていませんでした。上野の楽しみ方が、また1つ増えました。

次ページ金沢の居酒屋通りが「屋台横丁」と呼ばれるワケ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事