「中小企業の生産性向上」が日本を救う根本理由 日本の中小企業は「躍進の可能性」に溢れている

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一方、日本の場合、中小企業の生産性は大企業の50.8%です。EU28カ国の中で第25位という、驚くべき低水準です。ちなみに、EU28カ国の中でもギリシャ、スロバキア、ポーランド、アイルランドなどは、日本よりさらに低い水準です。アイルランドはタックスへイブンとなっていることによって、基準が違いますので、比較対象から外す必要があります。

日本全体の生産性が低い根本原因は中小企業にある

日本の生産性が低いのは厳然たる事実ですが、それはあくまでも全企業をならした平均値の話です。中小企業の比重が高いうえ、中小企業の相対的な水準がさらに低いので、全体の生産性が低い原因は中小企業にあります。統計上、必然的な結論です。

しかし、日本の労働者の勤勉さや教育水準の高さ、またインフラの充実度や技術力の高さは、2018年当時のEU28カ国に劣っているとは考えられません。そうであるならば、中小企業の生産性を高め、大企業との差を縮める余地は大いに残されているといえるでしょう。

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