米株主要指数が最高値更新、追加経済対策成立

28日のNYダウは3万0403ドル、204ドル高で終了

米国株式市場は続伸し、主要指数が最高値を更新して取引を終えた。新型コロナウイルス追加経済対策法案がトランプ大統領の署名を受けて成立したことで、景気回復への期待が高まった。ニューヨーク証券取引所で5月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、主要指数が最高値を更新して取引を終えた。新型コロナウイルス追加経済対策法案がトランプ大統領の署名を受けて成立したことで、景気回復への期待が高まった。

トランプ大統領は27日、新型コロナ追加景気対策・歳出法案に署名。これにより、失業給付の特例措置が再導入され、連邦政府機関の一部閉鎖も回避されることになった。

インバーネス・カウンセルの主任投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は、不透明だったトランプ氏の景気対策署名が実現したことなどが市場にポジティブなムードをもたらしたと指摘。「クリスマスラリーの続きや、市場の好ましい状況が引き続き見られる」と語った。

新型コロナの感染拡大防止策で打撃を受けた航空・クルーズ関連などが買われ、S&P1500航空指数は0.9%上昇。追加景気対策では航空会社向けに150億ドルの支援が盛り込まれた。クルーズ船運航のロイヤル・カリビアン・クルーズ、カーニバル、ノルウェージャン・クルーズはいずれも3%超上昇した。

セクター別では通信サービスや一般消費財、情報技術が1%超上昇し、上げを主導した。

個別銘柄ではテスラが0.3%高。来年インドに進出するとの報道が材料視された。

ロッキード・マーチンは0.6%高。F35戦闘機の2020年納入機数が123機と予想の上限付近になったことを好感した。

米取引所の合算出来高は99億3000万株。直近20営業日の平均は114億5000万株。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.21対1の比率で上回った。ナスダックでは1.10対1で値上がり銘柄数が多かった。

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種30403.97 +204.10 +0.68 30283.23 30525.56 30283.23

前営業日終値 30199.87

ナスダック総合 12899.42 +94.69 +0.74 12914.64 12930.89 12827.45

前営業日終値 12804.73

S&P総合500種3735.36 +32.30 +0.87 3723.03 3740.51 3723.03

前営業日終値 3703.06

ダウ輸送株20種12524.02 +1.10 +0.01

ダウ公共株15種 849.55 +3.58 +0.42

フィラデルフィア半導体 2744.30 -5.94 -0.22

VIX指数 21.70 +0.17 +0.79

S&P一般消費財 1296.05 +18.77 +1.47

S&P素材 448.83 -1.62 -0.36

S&P工業 745.11 +1.01 +0.14

S&P主要消費財 693.29 +5.54 +0.81

S&P金融 483.77 +2.46 +0.51

S&P不動産 225.83 +1.91 +0.85

S&Pエネルギー 285.82 -1.56 -0.54

S&Pヘルスケア 1303.37 +3.49 +0.27

S&P通信サービス 221.75 +4.05 +1.86

S&P情報技術 2296.98 +26.38 +1.16

S&P公益事業 312.77 +1.47 +0.47

NYSE出来高 7.77億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26925 + 145 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 26900 + 120 大阪比

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 角田陽一郎のMovingStudies
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT