明石家さんまが年末に限り意外な姿を見せる訳 いつもの「お笑い怪獣」がこの時ばかりは激変

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二千翔さんは元妻・大竹しのぶさんの亡き前夫との間に生まれた子であり、さんまさんとは血のつながりこそありませんが、素晴らしい親子関係があることが明らかになったのです。この映像を見たさんまさんは、「これはちょっとな……反則技。これは保存版に」とうれしさを隠せず、ふだんのように笑いにもつなげず、「心のない男」というキャラクターの東野幸治さんに涙を流させました。

次に「第8回明石家紅白!」では、MCとして瑛人さん、Snow Man、櫻坂46と活動歴の浅いアーティストに対応。トークを広げて盛り上げただけでなく、瑛人さんのリクエストに応えてギャグの指導をしたり、Snow Manメンバーの持ちネタに1つ1つホメたり笑い転げたり、櫻坂46は最年少15歳の山崎天さんに高速ツッコミを入れるなど、いずれも若手をリラックスさせ、親しみやすい一面を引き出すことを優先させていました。

この特番は「実は音楽通のさんまが“今、会いたいアーティスト”を呼んで自分なりの紅白歌合戦を行う」というコンセプトですが、やはりふだんの“お笑い怪獣”ではなく、どこか父性を感じさせるような振る舞いだったのです。

少し引いた位置から盛り上げる人情派

「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2020」では、浮気された女性にアドバイスしたり、コロナ禍で卒業の時期を逸したAKB48・峯岸みなみさんに笑いながら同情したりなどの優しい対応を連発。さらに応募者の「建築関係」「トントントン……」、「カットでお願いします」「できるか!」というお約束のボケにつき合う形で盛り上げました。つまり、素人の雑なボケに1つ1つ生放送で応じていたのです。

また、「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2020」では、一般のお年寄りに敬意を表すように、終始さんまさんは一歩引いたスタンス。お年寄りたちの姿を見て、どの番組よりも笑い、ほめ称えるなど、ふだんよりボケやツッコミの数が少なく、笑いを取るより盛り上げ役に徹していました。さんまさんは「この特番のメインはお年寄りで自分はサブ」というスタンスで、まるで視聴者のように見守り、楽しんでいたのです。

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