コロナ禍で急増?「粉飾決算」を防ぐ2つの極意 架空計上や押し込み販売など手口はさまざま

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粉飾が起きそうなポイントを解説します(写真:CORA/PIXTA)
時折、企業の会計不正のニュースが報道されます。会計ルールに従わない会計の処理をしてしまうこと。これが「会計不正」です。通称、「粉飾」と呼ばれています。粉飾とは、物事の表面や上辺を飾り立てること。売上高や利益のデータを「改ざん」して、株主や金融機関などに「よりよく見せる」ことです。新型コロナウイルスの影響により、多くの企業が苦境に立たされています。その中で、少しでも自社の財務状況をよく見せようとして、粉飾に手を出すことがないとは限りません。
西山茂・早稲田大学ビジネススクール教授の新著『MBAのアカウンティングが10時間でざっと学べる』を基に、今回は「会計(アカウンティング)」の視点から粉飾が起こりそうなポイントと防ぐ方法をお伝えしていきます。

粉飾が起きやすい「収益」と「見積もり」

粉飾はどのようなところで発生する可能性が高いと思われますか? 一般に会計不正が起きやすいといわれるのが「収益認識」「見積もり」です。

収益認識は、収益、つまり売上高の集計に関連したものです。例えば、商品や製品がまだ売れていないにもかかわらず、売れたことにして売上高を集計し、商品や製品は、顧客から預かっていることにしてしまうこと。いわば売り上げの「架空計上」です。

また、決算日の前に売上高を少しでも多くするために、顧客に商品や製品を引き取ってもらい、決算日を過ぎた後に返品してもらう、といった事例もあげられます。「押し込み販売」などといわれるものです。

これらはいずれもれっきとした会計不正です。売上高の増加は利益に対するインパクトも大きいので、狙われやすいところの1つになります。

(KADOKAWA提供)
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