ミス・ユニバース「ハーフ女性」が台頭する理由 多文化な背景を持つ日本人の勢いが増している
5年前、日本の美の代表に選出されたのは、「ハーフ(日本人とアフリカ系アメリカ人)」の女性だった。2015年のミス・ユニバース日本代表、宮本エリアナである。1年後にはまた別のハーフの女性、今回はインド人と日本人の両親を持つ、吉川プリアンカが、日本の美の代表として、ミス・ワールド・ジャパンに選ばれている。
これは新しいトレンドの始まりなのだろうか。2020年10月末に開かれたミス・ユニバース・ジャパン・ファイナルでトップ3に選出されたのは、全員ハーフで、多文化のバックグラウンドを持つ女性たちだった。
”逆人種差別”が行われていた?
筆者の日本人の妻は、彼女たちが選ばれた後、「これが今のトレンドなのね。でも、日本人女性の美を競う大会としては、疑わしいわ。そもそもこういうコンテスト自体の存在に対する疑問もあるし」と語った。
「どうしてそういう主張になるの?」
「1度目、そして2度目までは何とか理解できたけれど、今年は上位3人全員がハーフよ。何か変じゃない?」
「審査員がハーフでない日本女性に対して偏見を持っているということ?」と、 私は尋ねた。
「偏見を持っているとまでは言わないけれど、きっと何か筋書きがあるのよ」
彼女の言葉は、ハーフの女性たちに不当な利益を与えるために、あたかも審査員による陰謀があったかのように、一種の被害妄想に聞こえ、私もさすがに心配になった。そのように捉えている日本人女性は、おそらく彼女1人ではないだろうから。
「筋書き?」「本当にそんなものがあると思っている?」と、私は聞いた。
「ええ、きっとそうよ」と、彼女は答えた。「これは“逆人種差別”みたいなものよ。ハーフでない、普通の日本人女性に対する差別よ」。
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