注目のソーシャルレンディングとは? ネット版「新」頼母子講、見知らぬ個人同士を結ぶ金融

「引っ越し資金を融資してください」

「息子の幼稚園入園と娘のプレスクール入学費用を貸してください」

何らかの事情で資金を必要とする借り手と、サイト上に提示された理由や条件を見て「貸してもいい」という貸し手(投資家)を、インターネット上でマッチングさせる「ソーシャルレンディング」。このユニークな金融サービスが、日本でも本格的に始まっている。

日本での第1号がWebサービス会社のmaneoだ(サイト名も同)。2008年10月に同事業を開始、これまで400件以上、1億6000万円余りの融資を実行した。仕組みは若干異なるが、09年12月には、エクスチェンジコーポレーションによる同様のサービス「AQUSH(アクシュ)」もスタートした。 

 

預金より高利回りだが 焦げ付けば元本返済不能

ネット上で募った貸し手から匿名組合出資という形で資金を集め、それを貸し手の指定する借り手に貸し出すのが基本的な仕組み。貸し手から見れば預金金利より高利回りの投資商品であり、借り手にとっては消費者金融よりも低利なのが魅力だ。ただ、融資が焦げ付くと、損失は貸し手がかぶらなければならない。事業者は貸金業と金融商品取引業の登録が必要になる。

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地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

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