米大統領選、民主党バイデン氏の勝利確定的に

ペンシルバニア州も制して273人の選挙人獲得

11月7日、エジソン・リサーチや複数の全米テレビネットワークによると、民主党のジョー・バイデン候補が共和党の現職ドナルド・トランプ候補を破り、大統領選を制した。写真は6日、デラウェア州ウィルミントンで演説するバイデン氏(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 7日 ロイター] - 大接戦の米大統領選は7日、民主党のジョー・バイデン候補が共和党の現職ドナルド・トランプ候補を破って勝利した。複数の全米テレビネットワークが伝えた。

バイデン氏は「米国民が(カマラ・)ハリス副大統領候補と私に寄せてくれた信頼を光栄に思い、謙虚に受け止める。前例のない困難の中、記録的な数の国民が投票をした」とツイッターに投稿。「選挙戦が終わった今、怒りと批判的な物言いは忘れ、1つの国家として団結する時だ。米国が1つになる時だ。癒しの時だ」と書き込んだ。

今回の選挙を根拠なく不正と言い続けてきたトランプ氏は、「偽って勝利したふりをしている」と即座にバイデン氏を非難。「選挙はまだ終わらない」との声明を出した。

米大手メディアの委託で開票情報をまとめているエジソン・リサーチによると、バイデン前副大統領は激戦州の1つであるペンシルべニア州を制し、新たに20人の選挙人を獲得。これで同氏の獲得総数は273となり、勝利に必要な270人を超えた。トランプ氏の獲得数は現在、214人となっている。

3日に投開票された大統領選は、新型コロナウイルス感染予防のために郵便投票が加わり、激戦州の大勢が判明するまでに時間がかかっていた。

バイデン氏の側近らが滞在するホテルでは、大きな歓声が響き渡った。直接の接触を避けるため、握手の代わりに肘を突き合せたり、抱き合う真似をして喜びを分かち合い、側近の1人は「ずっと待っていたかいがあった」と語った。

集計の停止を訴えるなどしていたトランプ氏は、法廷闘争を続ける構えを崩しておらず、大統領選を巡る騒動は少なくとも今後数週間続く可能性がある。ただ、法律の専門家は結果に与える影響は小さいとしている。

バイデン氏は主に女性、アフリカ系アメリカ人、大卒の白人、都市部の有権者に支えられてきた。

来年1月の就任時に78歳となるバイデン氏は、過去最高齢で第46代の大統領となる。上院議員を半世紀、オバマ政権では副大統領を務めた。新型コロナの感染拡大が止まらず、経済が減速し、人種差別と警官の暴力に対する抗議が広がる中、分断が深まる米国の舵を取ることになる。

ともに選挙を戦ったハリス上院議員は、初の女性かつ初の黒人、そして初のアジア系の副大統領となる。

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