「独裁者」との交渉術 明石康著
日本人初の国連職員にして、カンボジアや旧ユーゴスラビアの国連事務総長特別代表、人道問題担当国連事務次長などを歴任した著者に、ノンフィクション作家がインタビューで迫った。
著者は紛争地域で、各国の政治家、ナショナリストたちと困難な交渉に臨んできた。時に「邪悪な独裁者となぜ会話をするのか」とバッシングを浴びながらも自身の信念を貫き、そこから見えてきた平和への道筋を語る。
紛争の当事者が何を考え、何を懸念し、何を求めているのかを知るためには、たとえ彼らが独裁者でも交渉しなければならない。何よりも相互理解のために歩み寄ることが大事であり、それが真の国際社会のあり方だと説く。
集英社新書 756円
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