日本人も必読!米国で一変した職場の休憩事情 非接触コーヒーマシンやコーヒー代肩代わりも

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 9月29日、薄汚れた電子レンジや、ボタンが使い古され、べとつくコーヒーメーカーは過去の遺物。代わって米企業の職場の休憩室に次々と登場しているのは、タッチパネル用のペン、QRコード、非接触型ウオータークーラー、そしてコーヒーの種類を指示するモバイルアプリなどだ。写真はノースカロライナ州シャーロットで、触らなくていいコーヒーマシンを操作する人。提供写真(2020年 ロイター/Canteen)

[29日 ロイター] - 薄汚れた電子レンジや、ボタンが使い古され、べとつくコーヒーメーカーは過去の遺物。代わって米企業の職場の休憩室に次々と登場しているのは、タッチパネル用のペン、QRコード、非接触型ウオータークーラー、そしてコーヒーの種類を指示するモバイルアプリなどだ。

米国ではミシガン州の自動車大手フォード本社、ニューヨークの金融大手ゴールドマン・サックス本社から全米の運輸大手フェデックス拠点に至るまで、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンを終えて職場に戻った従業員らを新しい現実が出迎えている。社会的距離、在宅勤務と出勤のハイブリッド、そして厳しい衛生基準だ。

そうした中で、職場刷新の大きな部分を占めているのが、従業員がコーヒー片手に団らんし、社内のうわさ話などで過ごしていた休憩室。キューリグ・ドクターペッパー、ラバッツァ、ネスレといったコーヒー企業は、コロナ時代に合った休憩室向けの新技術を打ち出している。

ネスレの場合、製造業者と協力してコーヒーメーカーに新たな機能を加え、メニューに指をかざすだけで飲み物を選べるようにした。6月以降、顧客にそうした方式を提供している。

ラバッツァは9月、機械に触れずモバイルアプリでカプチーノやカフェラテを選べるコーヒーメーカーを導入。業務用コーヒー用品のバン(Bunn)は、機器にQRコードを装備し、インターネットのページから飲み物を注文できるようにした。

調査会社パッケージド・ファクツによると、職場用にコーヒー豆とコーヒーメーカーを供給するビジネスは昨年、米国だけで57億ドル(約6025億円)規模に達した。ロックダウンで業務用の売り上げが消滅していたコーヒー企業は今、コロナ時代の従業員や雇用主の不安に対応することで事業復活を目指している。

大急ぎでアプリ導入

ラバッツァは当初、5月の見本市で新たなコーヒーメーカーをお披露目する予定だったが、コロナ禍が襲った3月から非接触機能を加えるための設計変更に取り掛かった。ラバッツァ・プロフェッショナルズのバイスプレジデント、ブルース・ウィリアムソン氏は「数週間のうちに大急ぎでアプリを準備する必要があった」と語る。

ウィリアムソン氏によると、同社が8月、コーヒーを消費する米企業約170社を対象に行った調査では、従業員の40%が、飲み物を買いに職場から外出する回数が減り、以前より職場内での供給に頼るようになるだろうと予想。一方で感染リスクは心配だと答えた。

「職場には復帰するが機械に触るのは怖い、ということだ」

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