初心者向け耕運機が続々登場、家庭菜園を身近なレジャーに


 幅広い層から高い支持を得ている農業機械がある。初心者でも手軽に扱える「ミニ耕運機」だ。

農業機械最大手のクボタは1月、カセットガス式のミニ耕運機「ニューミディカチット」を発売した。従来のガソリンエンジン式とは違い、ホームセンターなどで市販されている家庭用のカセットガスを差し込むだけで駆動が可能。ガスボンベ1本で約30分、約100平方メートルを耕せる。「全国の農機販売店を通じて、野菜作りのノウハウを提供しながら、初心者へ訴求する」(クボタ)。

そもそも、ミニ耕運機の人気に火をつけたのは自動車大手のホンダ。カセットガスで動く「ピアンタFV200」を昨年3月からホームセンターなどで展開したところ、注文が殺到。年間販売目標6000台を軽くクリアし、12月までに8500台を売りさばいた。農業機械のヤンマーもニッケル水素電池を搭載した電動式の機種を9月に発売している。

背景には、家庭菜園ブームがある。身近なレジャーとして、団塊世代のみならず20~40歳代でも家庭菜園を楽しむ人が増加。市民農園(自治体などが運営するレジャー目的の農園)が増えていることも、ミニ耕運機の普及を後押ししている。メーカーは今後もラインナップを拡充する方針で、人気はますますヒートアップしそうだ。

(梅咲恵司 =週刊東洋経済)

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