初代レヴォーグ購入者に見た「スバリスト像」 データが浮き彫りにしたスバルファンの熱意
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大型化した「レガシィツーリングワゴン」の弟分として、日本の道路環境に適したサイズで2014年6月に発売された初代「レヴォーグ」。
国内のステーションワゴン需要が減少する中、2014年度:4万台、2015年度:2.4万台、2016年度:2.4万台、2017年:2.1万台、2018年度:1.3万台と、登場から約5年間で12万台超を売り上げており(スバル発表:会計年度別集計)、その後もコンスタントに約1000台/月のペースで売れ、累計13万台を超えている。
では、初代レヴォーグはどんなユーザーに選ばれていたのだろうか。
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市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」からレヴォーグユーザーのデータを分析し、競合車との比較を交えながら、レヴォーグ購入者およびスバリスト像を浮き彫りにしていこう。
レヴォーグ:1814名、アテンザワゴン:269名、ゴルフヴァリアント:407名
初期はレガシィ、後期はレヴォーグからの代替えも
初代レヴォーグは、2014年6月の発売ののち、毎年改良が実施されているが、中でも大きなポイントとなるのが、2017年8月のマイナーチェンジである。このマイナーチェンジ前後で切り分けてデータを見てみると、レヴォーグ購入者が購入前に乗っていた車(前有車)は少々異なる。
マイナーチェンジ前は、レガシィツーリングワゴンからの代替えが多くを占めているが、マイナーチェンジ後になるとレヴォーグからレヴォーグへ乗り換えが現れ始めるのだ。後期型に期待するスバルファンが多かったということだろう。
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続いて、ボディサイズや価格帯が似ているマツダ「アテンザワゴン」、フォルクスワーゲン「ゴルフヴァリアント」との比較を見てみよう。まずは、購入者のエリア分布から。
レヴォーグは東日本、アテンザワゴンは西日本に多く、ゴルフヴァリアントは首都圏に集中している。これは販売店網とも当然関係しており、各車の得意/不得意エリアが表れていると言える。
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