日経平均がそう遠くない日に上昇しそうな根拠 株価はコロナ感染継続で下落してしまうのか?
その結果、先週末現在では25日2万2712円、75日2万2091円、200日2万2009円と3つの移動平均線が順序良くならび、テクニカル面で見ると右肩上がりとなる「パリコレモデル並みの理想的なスタイル」となっている。この魅力的なモデルが成長するのを期待しよう。
新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか止まらないが、もしワクチンや治療薬ができれば、新型コロナはインフルエンザとさほど変わらなくなるとも言われる。
外国人投資家の「日本株見直し」が始まった?
そう遠くない日に「その日」がやって来ると信じたいが、ひと足早く日本株には「待てば海路の日和あり」になりそうな気配が、海外投資家の行動に見え始めた。8月11~14日の外国人投資家の現物・先物合計の買い越し額が久しぶりに約1兆円となったのだ。日本株への見直しが始まったと筆者は推察する。
もちろん、その基礎となる今後の世界の動きは重要で、その意味では前述の8月PMIに続いて今週も発表される8月の経済指標で、新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中での景気回復の姿を見ることは重要だ。
まずは25日の独IFO企業景況感指数、米消費者信頼感指数、28日のシカゴPMI、ミシガン大学消費者態度指数等があり、27日~28日にはアメリカのワイオミング州のジャクソンホールで各国中央銀行の首脳が参加するオンライン会議が開かれる。27日に講演するジェローム・パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言に注目だ。
コロナウイルス感染拡大、激しさを増す米中対立という現実を織り込みながらのこの相場水準だ。それに対して躊躇なく執行される世界の景気対策で、余裕資金は行き場を探している。少々のことで弱気になるところではない、と思っている。
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