「危険な空間」というイメージが広まった
――新型コロナウイルスの感染が再び拡大しています。
休業要請があった4~5月上旬は(高知県内の)4店舗だけを残し、(全国にある)約320店を休業した。6月には全店の営業を再開したが、売り上げは前年比70%ぐらいにとどまっている。7月は同80~90%まで戻っているが、東京などは戻りが遅い。
――コロナ第1波が到来した時期は、休業要請に応じないパチンコホールの店名が公表されるなど、パチンコ業界に対する社会の視線は厳しいものがありました。
全国に約9000店舗あるパチンコホールのうち、98.7%が休業要請に応じた。(休業要請に)応えなかったごく一部の店舗に人が集中し、行列がクローズアップされた。98.7%という数字は、他業界と比べて高かったにもかかわらず、休業要請に協力しない代表的な産業であるかのように伝えられた。非常に残念だ。
また、普段パチンコをしない人に、パチンコホールが(3密にあたる)危険な場所であるという印象も広まってしまった。パチンコホール内での喫煙率は非常に高かったので、その対応として換気設備が一般的な商業施設よりも充実している。顧客は遊技機と向き合っているため、会話による飛沫はほとんど発生しない。ホールは天井が高くて広く、パチンコホールは3密にあたらない空間だ。
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