お金が貯まらない人の「たった1つの悪習慣」 「10万円の給付金」でバレる!あなたは大丈夫?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【大切なポイント】
自分の「本当の資産」が何かを知り、それを把握できていること

ケイ:自分の「本当の資産」というのは、具体的には、前回話した自分自身を資産ととらえる「人的資産」の認知、そしてそれを「金融資産」と合わせて考えることだ。

姫野:資産には「人的資産」と「金融資産」の2つあるんでしたよね。

①その人自身が資産であるという「人的資産」
②お金の資産である「金融資産」(持ち家なども含めて考える)

大事なのは、人生の主役はあくまで①の自分自身(人的資産)で、②のお金(金融資産)は脇役という視点でしたよね。

ケイ:そのとおり。「現金や預貯金の額=本当の資産」というのは、とても視野が狭いし、また誤った考え方なんだ。

姫野:人的資産、すなわち将来自分が稼ぎうるお金や、受け取る権利がある年金などを、金額としてちゃんと認識すること、でしたよね。

ケイ:そう。「人的資産」の存在は、何度強調してもしすぎることがないぐらい大切なものだからね。多くの場合、この人的資産はとても大きな額になる。また、人的資産の額だけでなく、中身の性質を知っておくことも大事だ。ところで、今の姫野さん自身の人的資産とその属性は、どんな感じだっけ?

姫野:えーと、私が将来を稼ぐ給料を考えて、民法の計算式をあてはめると、人的資産は1億5000万円くらいでした。ちなみに、数十万円の銀行の貯金を合わせると……私の真のポートフォリオは全部が「国内資産・安定資産」で、「海外資産・成長資産」はゼロ……。バランスは全然でした。トホホ。

ケイ:でも、姫野さんは自粛中に資産がたくさん増えたはずだよ。

姫野:え? どうしてですか?

お金が貯まる人の行動原理は「投資→成長→豊かさ」

ケイ:姫野さんは外出自粛期間に、オンラインでの英語レッスンにお金を使ったよね。お金を使ったから銀行預金は減ったはずだ。それって姫野さんが貧乏になったってことだろうか?

姫野:あ、それは違う!……と思います。私は新入社員で薄給ですが、外国人と仕事ができるようになれば、お給料アップにつながるはず。それにもしお給料が上がらなくたって、何らかの形で、私の人生は豊かになると思います。

ケイ:そうだよね。レッスン代で銀行預金(金融資産)は減ったけど、姫野さんの英会話スキルが上がって、人的資産はぐんぐん増えている。この「投資→成長→豊かさ」が、お金が貯まる人の基本的な価値観であり、行動原理なんだ。

次ページお金が貯まる人の「行動原理」とは?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事