ディズニーも実践、「尻込み人生」を変える思考 「損か得か」で考えれば人間関係はうまく回る
このように、日頃のちょっとしたことであっても、自分がやりたいことや自分の考えなどを発信するようにしましょう。その中で誰かに批判などをされても、「組み合わせが悪かった」と思うことで、自分自身を否定されたのではないと、周りの目を気にしなくなるのです。
理論や理屈を最重要視するのは“損”
世の中は予測不能なことや想定外のことだらけです。そんな中、理屈ばかり言っている小利口な人は、つねに根拠を求めるので、行動よりも思考にエネルギーを使ってしまいます。
彼らは、なぜ行動できないのでしょうか。それは「失敗したら格好悪い」「傷つきたくない」「ムダなことがあると嫌だ」などの思い込みが強く働いているからです。
賢くたくましい人は、やたらに根拠を求めません。余分なことを考えている暇があったら、とっとと走り出すのです。走りながら考え、考えながら走ることで、次々に起こる出来事へ対応することができ、目標に近づきやすくなるからです。
そんな人たちを見て、小利口な人は「あいつはバカだなー」「無鉄砲だと痛い目を見るぞ」とバカにしています。自分はチャレンジをすることもしないのに……。
ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーは、事業を考えるときに「ドリーマーの部屋」「リアリスティックの部屋」「クリティックの部屋」の3つを行き来していたという話があります。
部屋にはそれぞれの役割があり、「ドリーマーの部屋」では、笑われるようなことでも、バカにされるようなことでもいいので、自由に物事を考える。「リアリスティックの部屋」では、ドリーマーの部屋で考えたことをどうすれば実現できるのか考える。そして、「クリティックの部屋」では、ここまで考えたことを建設的に批評し、実現可能性やリスクをチェックするというものです。
初めに「ドリーマーの部屋」でぶっ飛んだ発想をしたからこそ、ファンタジーにあふれた世界観をつくることができたのでしょう。
「バカだなー」と人のことをとやかく言っている間は、自分自身を成長させることもできない、とても損な状態です。「バカだなー」と言われることを恐れずに、ぶっ飛んだ発想をして、自分の夢を見つけることから始めてみましょう。
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