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孤独死現場の片付けで業者に騙される人の盲点 ゴミ屋敷など特殊清掃の悪徳業者はこう見抜け

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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僕が働いていた業者ではそういうトラブルを減らすために、依頼者にはなるべく清掃現場に立ち会ってもらっていた。

だが、依頼者を作業の邪魔になると言って、現場から追い出して作業をする業者は多い。そういう業者がすべて悪いとは言わない。

だがブラックボックスになってしまったら当然物品を盗まれる可能性は高くなる。そして盗まれてしまってから

「現金や物品が部屋にあった」

と証明するのは非常に難しい。

そもそもゴミ屋敷に住んでいる人は、自分の持っている金品がどこにあるのか把握できていない人がとても多い。盗まれたかどうかすらわからないのだ。

僕が実際清掃したゴミ屋敷からは、200万円もの現金がゴミに混ざって出てきたこともあった。住人は水商売で働いている女性で、2年間お客からもらったチップを部屋に適当に散らかしていたのだという。本人は

「10万円くらいは部屋にあるかもしれない」

くらいの感覚だったという。

彼女の部屋から例えば100万円盗んだとしても、絶対に気づかなかっただろう。

また、盗むよりは、たちは悪くないが、部屋にある荷物を確認せずに勝手にバンバン捨ててしまう業者もある。

結婚指輪や金歯など値が張るものを、知らない間に捨てられてしまったと困っている人もいた。

3、作業スキルが低い

これは悪意がない場合もあるので、悪徳業者と言い切れない部分もあるが、しかし依頼者は被害を被る。

実際は社長1人しか作業員がいない業者も

ホームページはキレイでしっかりしているように見えても、社長1人しか作業員がいないという業者もある。

ホームページで紹介する写真で大がかりな清掃をやっているように見せかけていても、実際には写真は他社の写真を無断使用しているだけの場合も多い。

写真を、ウェブの画像検索にかけてみると、すべて拾ってきた写真だとわかる場合もある。

●言われた期日内に作業が終わらない。
●ゴミの取り残しがたくさん出る。
●ゴミはなくなったが、清掃をしていないので結局部屋に入れない。
●マンションの廊下などに部屋のゴミを落とし近所からクレームがくる。

など、雑なミスがたくさん出る。立ち退き期限が迫っている人にとっては、このような事態は絶対に避けたいだろう。

業者を選ぶ目が必要とされるのだ。

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【不法投棄するやからも】

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