ヤフー、ブックオフと資本・業務提携 ブックオフの買取り品を、ヤフオクで販売

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 4月24日、ブックオフは、ヤフーに対して21億円の第三者割当増資を実施すると発表した。2009年8月撮影(2014年 ロイター)

[東京 24日 ロイター] - ヤフー <4689.T>は24日、中古本販売大手のブックオフコーポレーション <3313.T>と資本・業務提携すると発表した。ブックオフ店舗で買い取った品物をヤフーオークション(ヤフオク)で販売するほか、共同で物流拠点も設立、リユース(再利用)市場の拡大を図る。

ヤフーはブックオフが5月に実施する普通株の第三者割当と新株予約権付社債(CB)を引き受ける。取得額は普通株が21億7620万円、CBは77億円。ヤフーはブックオフの第三者割当増資で約15%の筆頭株主となり、新株予約権をすべて権利行使すると出資比率は約43%に上昇する。

まずはブックオフ店舗にある中古本をヤフオクでも販売する。ヤフオクは現在、約200万冊の中古本を取り扱っているが、2016年度までに1000万冊まで増やす。

さらに7月に全国に約1000店あるブックオフ店舗に、総合買取受付窓口を設置する。買い取り品もブランド品や雑貨などに広げ、携帯電話の買い取りも強化する。

2015年度中をめどに物流拠点も設立する。

会見した宮坂学社長は提携の狙いについて「ネットで売るのが面倒という人が非常に多い。家のすぐそばにヤフオクの出品を受け付けてくれる場所があれば出品する人が増えるのではないかと思った。自分たちで買い取り拠点を作ることも考えたが、この分野で強い会社と一緒にやる方がいいと判断した」と語った。

ヤフーによると、インターネットのリユース市場は約8100億円で、このうちヤフオクの年間取扱高は6800億円。リユース市場全体は1兆8000億円。

  *記事の体裁を修正して再送します。

 

(志田義寧)

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