仕事で「スルーされる人」は3要素が足りてない 恋愛にも営業トークにも使える「伝え方」
相手を説得したいとき、大切なことを伝えたいときに、この3つの要素を会話の中に入れてみてください。納得感が大きく増すはずです。
例えば、僕はコーヒーが大好きなんですが、コーヒーショップの店員さんにこんなことを言われたら、そのコーヒー豆、即買いです。
「柿内さん、コクがあって、苦いコーヒーがお好きでしたよね? このコーヒー豆は、まさに柿内さん好みの味なんです。しかも香りがすごくいいので、休みの日の朝、柿内さんがこのコーヒーをご自宅で淹れたら、家じゅうにコーヒーのいい香りが充満して、奥さまやご家族の方も気分よく週末の朝が迎えられると思いますよ。ちなみに、この豆はフェアトレードの豆なので、原産国のコーヒー豆を作っているエリアの地域貢献にもなりますよ」
これは、まさに「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」がすべて入っているトークです。
実はこの3つの要素、恋愛にも活用できます。
気になる人ともっと近づきたい。そんなときは会話の中に、気になる人にとっての「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」をうまく盛り込んでいってください。
相手が関心のあることを話すのはもちろん(「自分ゴト」)、その関心ごとを「社会ゴト」と結びつけることで、興味を高めることができるはずです。さらに「あなたゴト」を盛り込むことで、「私(僕)のことをいろいろ考えてくれる人」という印象を残すこともできるかもしれません。
「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」は、興味を生み出す要素です。この3つの要素があることで、人は納得感を高め、行動を後押しします。
例えば商品やサービスであれば購入に向かいますし、人間関係であれば相手との距離が縮まるわけです。
キャッチコピー化で価値を伝える
また、価値や魅力をズバリ伝えたいときには「キャッチコピー化」も有効です。
例えば、「初日の出」は、なぜ価値があるのでしょうか?
毎日、日の出はあるのに、「初日の出」は特別なものです。つまり価値化された日の出ですよね。その価値化を表現するのが「初日の出」というネーミングです。ネーミングそのものがキャッチコピーとなっていることで、もともとの由来を越えて、より多くの人に価値化されています。
表現1つで、イメージは大きく変わります。
例えば私が関わった書籍に『はじめての人のための3000円投資生活』『医者が考案した「長生きみそ汁」』というベストセラーがあります。例えば、この2冊の本のタイトルが違うものだったらどうでしょうか?
無料会員登録はこちら
ログインはこちら