人間の器量 福田和也著

人間の器量 福田和也著

文芸評論家である著者は、戦後日本人がかくも小粒になったことを嘆く。優秀な人、感じのいい人はいても、「器の大きい人」にはなかなか出会えないと。

あえて誤解を恐れずに言えば、それは60年にわたって戦争がなく「治にいて乱を忘れ」てしまったこと、教育の方法を間違えたことに理由がある。つまり、勉強ができる人、平和を愛する人などは育てても、人格を陶冶するとか、心魂を鍛えるといったことを怠ってきたのだ。

著者が歴史上の人物で、器量が大きいと考える明治の元勲から戦後の経済成長に貢献した企業家、あるいは希代の文学者などを俎上に、その生き方を紹介しながら人間の器量とは何かを検証する。

新潮新書 714円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 北朝鮮ニュース
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
GAFA全解剖<br>あらゆる産業をのみ込む4巨人

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの頭文字をとったGAFA(ガーファ)。もはやこの4社の名前を聞かない日はない。あらゆる産業や社会生活に影響を及ぼすデータ独占4巨人。その実力と戦略を解明する。