近藤誠氏のセカンドオピニオンを受けてみた

「抗がん剤は効かない」は悪魔の証明

「がんだった場合、大きく分けると2つの性質があって、『タチの良いもの』と『タチの悪いもの』がある。どこで決まるかというと、臓器への転移があるかないか。

1カ所に転移があると、ほかに10箇所100箇所に転移がある。そうなってくると、治らない。そういうものを『本物のがん』という。これに対して、たちが良いというのは、臓器への転移がない。転移する力がなければ、ほっといても死なないから、一種のおでき、良性腫瘍。そういうものを、『がんもどき』というわけ」

近藤氏はイラストを書きながら、落語のようなテンポのよいリズムで、どんどん引きこんでいく。

「本物のがんだと、手術しても治らない。それどころか、がんが暴れ出して早く死んじゃう可能性が出てくる。だから、検診で早く見つければ良くなるというのはウソなの。ウソが多いんだよ、医療というのは。とくにがん治療は、患者に本当のことを言わない。これで成り立っている」

──では、確定検査を受けても受けなくても一緒?

「受けないほうがいい。仮にがんだなんてわかっちゃうと、また悩みだすから。がんもどきの人は、5年でも10年でも生きているから、手術で助かった気がするけども、放っておいても生きているんだ、そういう人は。

確定検査自体に意味がない。そういうことね」

──近藤先生に報告がないという場合もあるのでは?

「そりゃあ、言い出したらそうだけど。手術して何かが起きるという人のほうがはるかに多い。

手術までわからないから

あなたみたいなステージ1でも、2割~3割が本物のことがある。そこで手術をすると、がんが暴れだすから、本物のがんは3年から5年で死んじゃうわけ、手術した後に。『ああ自分は本物だったんだな』ということがわかるわけ。その時には遅いけどね」

「もどき」か「本物」か、手術までわからないから「放置する」。これが本当に正しいのか、仮に臨床試験で証明しようとしても患者の命を犠牲にする可能性があるので、倫理的に許されない。

つまり「がん放置療法」の真贋は、悪魔の証明ということになる。

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