米インテルの第1四半期が減益、市場予想は上回る 売上高、純利益とも前年同期下回る

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4月15日、米半導体大手インテルが発表した第1・四半期決算は、純利益が19億4700万ドルと、前年同期の20億4500万ドルから減少した。写真は3月、ジャカルタで撮影(2014年 ロイター/Beawiharta)

[サンフランシスコ 15日 ロイター] - 米半導体大手インテル<INTC.O>が発表した第1・四半期決算は、純利益が19億4700万ドル(1株当たり0.38ドル)と、前年同期の20億4500万ドル(同0.40ドル)から減少した。

パソコン(PC)需要が減退する中、インテルが苦戦を強いられている状況が浮き彫りとなった。ただ、1株利益はトムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均の0.37ドルを上回った。

インテルは通期の粗利益率が61%の上下数%ポイントとなるとの見通しを示した。これまでの予想を1%ポイント上回る水準。インテルの株価は時間外取引で1%以上上昇する場面もあった。

第1・四半期の売上高は127億6000万ドル。前年同期の125億8000万ドルから増加したものの、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の128億1400万ドルを下回った。

モバイル・コミュニケーションズ・グループの第1・四半期売上高は1億5600万ドルで、前年同期比61%減少した。

インテルは3月、装着型の健康管理機器メーカーであるベーシス・サイエンスを買収。スマートウォッチなど装着型端末の分野では、スマートフォンやタブレット端末の時のような後れを取らないようにしたい考え。

しかし業界筋は、装着型端末がすぐには消費者に浸透しないとの見方を示している。また、インテルがPC需要の低迷で失った収益を、装着型端末向けの半導体では補えないのではないかとの指摘もアナリストからは出ている。

インテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は今年、タブレット型端末の半導体を4000万個出荷する目標を示している。2013年は1000万個だった。

インテル全体の利益に対する貢献度が高いデータセンターグループの売上高は31億ドルで、前年比11%増加した。

インテルは、第2・四半期(6月終了)の売上高が130億ドルの上下5億ドルになるとの見通しを示した。アナリストの予想平均は129億5700万ドル。

*内容を追加して再送します。

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