婚活男性が結局「家庭的な女性」を求めるワケ 外で会っていては結婚に発展しにくい

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「これは2年前のしょうがのチューブ。◯◯君が食べたらお腹壊しちゃうよ」なんて言いながらボンボン捨てた。彼はそんな腐ったものが冷蔵庫にたくさんあって引かれるかもしれないと心配していたようですが、彼女は手際よく整理してきれいに拭いて、「1段目にこれを入れて、2段目にはこれを置くと見やすいんだよ」とアドバイス。その姿に幸せを感じた彼はすぐにプロポーズしました。

Cさん曰(いわ)く、「今まで会った女性たちは外でしか会ってないので、外見の印象や話が合うか合わないかくらいしかわからず、結婚がどういうものかイメージできなかった。Dさんは『結婚すると奥さんはこうして仕切ってくれるんだ。自分はゴミ袋を持たされて言うことを聞けばいいんだ、そしたら冷蔵庫がこんなにきれいになるんだ』と、結婚後の生活がはっきりとイメージできた」とのこと。彼はほかにもお見合いが入っていたのですが、違約金まで払って彼女に決めました。

「20代女性」にこだわった結末

いまやほとんど化石のような存在ではありますが、まだ「若い女性が好き」という男性がいます。40代半ばの男性Eさん。都内の某駅前にマンションを所有し、貯蓄もしっかりあります。30代後半の女性と、20代半ばの女性とお見合いして、後者を選んで結婚しました。お見合いから結婚まで2カ月のスピード婚でした。

ところが、その女性はまだ中身が子どもだったんですね。Eさんはお父さんのような存在になってしまった。彼女は言いたい放題、わがまま放題。一度も食事を作ろうとしなかったそうです。「なんだ、この結婚は?」と思い、たった半年で離婚してしまいました。

彼女としては「Eさんは家もあるし、お金もあるし」と頼れるお父さんの感覚で結婚したのかもしれません。しかし、彼としては、若くても家庭のことはいろいろとやってくれるだろうと思った。

「思った」だけではダメなんです。デートのときに、彼女から家庭的な面をまったく見ていない。彼女をよく見ないまま、ただ若くてかわいいというだけで結婚してしまったんです。

年齢や外見だけで決めるとこういう失敗は往々にしてあります。その人がどういう価値観で育ってきて、どういう生活をして、将来どういう結婚生活をしたいと考えているのか。そして、あなたにお金だけで食いついていないか、よく見定めてほしいと思います。

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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