そこで一緒に餃子を皮からつくって焼くなどすると、男性は「なんて家庭的な女性なんだ!」と感激する。こうして戦略的に家庭的な女性を演じさせることもありますが、自然にそういう姿を見せられる女性であれば婚活はスムーズに進むと思います。
今の婚活はお金がかかりません。女性は家庭的なところを見せる。男性は「大事にしている」というところを見せる。「大事にしている」というのは、レストランで2万円のディナーをごちそうすることではありません。やさしい気遣いの声をかけてあげるということです。
デートに軍手とゴミ袋持参で登場
家庭的な女性の成功例をご紹介します。開業医で50代の男性Aさんと栄養士で40代の女性Bさん。Aさんは、いつもデートのときに「うなぎ、すし、天ぷら、どれがいいですか?」と聞いていました。
2回まではそのパターンでしたが、3回目で彼女は「うなぎもおすしももういいので、山に登りたい」と言ったそうです。そんなに大きい山ではなく気軽に行ける小さな山です。
約束の日、Aさんは車で迎えに来てくれたのですが、お財布を持っていないことに気づいた。「取りに帰ってまた迎えに来る」と言ったのですが、彼女は「私も行きます」とAさん宅に一緒についていったそうです。すると、家の中は段ボールだらけ。半年前に引っ越してきたのにまだ箱から出していない状態だったそうです。
その日は登山を楽しみ、次のデートの約束⋯⋯となったとき、Aさんがまた「うなぎ、すし、天ぷら」と言うので、「次のデートはおうちのお片付けをさせてください」と答えたそうです。
そして、本当にエプロンと軍手とゴミ袋を持参し、30箱を全部片付けた。「これはどうします? これはどうしますか?」と次々に整理。彼は“ゴールドハンド”なので手を傷つけないよう、ソファーに座ったまま。「それはいらないな、それは棚に」と指示を出していたそうです。
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