コロナ禍の「就活面接」を上手く乗り越えるコツ

これまでの就活の概念がまったく通じない

コロナ禍で苦戦してる就活生たち。オンライン面接はPCではなくスマホを活用している学生も多い(写真:kazuma seki/iStock)
就活真っ最中の5月。前例のないコロナ禍の就活で、就活生たちは苦戦している。企業側も、動画配信で企業情報を就活生に伝えたり、選考過程をオンライン対応に切り替えたりするなど対応に追われている。武蔵野学院大学客員教授で、12年にわたり就職率100%を誇る伝説のゼミを持ち、学生の就活を指導してきた吉井伯榮氏に、今年の就活生の現状を聞いた。

不安を抱えながらの就活

新型コロナウイルスによる経済の逼迫は、直接的に就職活動につながっています。2008年9月に起きたリーマン・ショックや2011年3月の東日本大震災時には、株価の急落、相次ぐ企業の倒産、派遣切り、内定取り消しなど、負の連鎖が次々に起きました。

経団連はウェブ説明会などの企業説明の機会の創出、エントリーシートの提出期限の延長、オンライン面接の推進、年間を通じた複数回の選考機会の確保という具体的な方策を示し、新たな就職氷河期を作らないという強い意志を示しているものの、2021年卒の新卒採用に挑む就活生たちは、不安を抱えつつ、就活を進めています。

新型コロナ蔓延による影響が出るまで、今年の就活(2021年新卒)は明るい見方がされていました。ここ数年続いている“売り手市場”を背景にして、学生たちにとっての有利な条件が数多くあったのです。ところが新型コロナによりさまざまな制限が出始め、その状況が一変してしまいました。本来では、3月からスタートする企業説明会が相次いで延期・中止となり、急速なオンライン化への移行を余儀なくされています。

学生は、これまでのような対面での接触が難しくなり、説明会への参加やOB訪問もできなくなりました。また、大学の就職部のサポートも不完全のままで、「どうしたらいいのか」と学生たちは漠然とした不安を抱えています。

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