コロナで相次ぐ「最低投票率」の中に見た希望 緊急事態宣言以降、市区長選の7割で過去最低
新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が出された4月7日以降、全国の選挙で「過去最低投票率」が相次いでいる。市・区長選挙では7割強で過去最低を記録しており、今後の選挙については「実施の延期」を求める声も上がる。しかし、選挙の専門家によれば、今後の選挙には期待できる部分もあるという。前回を上回る投票率となった地域もあるからだ。コロナ禍下の選挙で、いったい何が起きているのか。投票行動に詳しい早稲田大学社会科学総合学術院の遠藤晶久准教授に聞いた。
11の市長選で「過去最低」 25ポイント減も
「最低投票率」の更新が顕著になったのは、7都府県への緊急事態宣言以降のことだ。今年の市・区長選挙結果をまとめたので、まずは下の表を見てほしい(4月20日現在)。「過去最低」を記録した選挙は、自治体名の後ろに「★」印を付けてある。
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