「うつ病の発症」コロナ収束後こそ注意すべき訳 「ZOOM飲み」が人々の癒やしになる科学的根拠

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

では、「コロナうつ」を予防するために、「今」私たちがすべきことは何か。その対処法をまとめてみます。

1.できるだけネガティブな情報を制限する

2011年に起きた東日本大震災のとき、テレビで繰り返される津波の映像を見て「うつ」的になったという人は多いはず。文字情報だけと比べて、視覚情報には6倍のインパクトがあります。テレビのネガティブなコロナ報道を、1日に何時間も見ていると、間違いなく気分が落ち込みます。

何度見ても、同じ情報が繰り返されるだけなので、あなたの「不安」と「心配」は増幅するだけです。テレビのニュースは1日1回、30分に制限するなどしたほうがいいでしょう。

ちなみに私は普段からテレビを見ないので、コロナの情報はネットからしか入手しません。夜に15分だけ、「コロナ ニュース」で検索して、重要なニュースだけを読む。それで終了です。

1日15分は散歩をしたほうがいい

2.朝散歩する

「外出自粛」を、「家から一歩も出てはいけない」と勘違いされている方がいます。家に閉じこもった生活をすると「運動不足」になります。また、太陽の光を浴びないとセロトニンが不足し、うつになりやすくなります。 

起床後から1時間以内に、15~30分ほど青空の下を歩く。「朝散歩」をお勧めします。朝散歩で、十分にセロトニンは活性化されるので、うつ病の予防効果が期待できます。

ロックダウンされたイギリスにおいても、「1日1時間の運動のための散歩」は許可されています。たった1人で、朝に人のいない遊歩道を散歩しても、コロナ感染する可能性は少ないはず。運動不足は、免疫力低下の大きな原因にもなりますから、できるだけ体を動かしたほうがいいでしょう。

次ページ「つらい気持ち」は言葉にして吐き出そう
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事