コロナ拡大「第2波」に警戒、中国で進む予防策

各地で厳しい検疫体制、経済活動も再開へ

4月8日の中国・武漢市内。封鎖解除後の朝の通勤者の様子(筆者友人提供)

2020年4月4日(中国の清明節)午前10時、サイレンの鳴り響く中、中国全土で半旗を掲げ、新型コロナウイルスの死者追悼式が行われた。8日には76日間封鎖した武漢市が封鎖措置を解除した。

中国では、新型コロナウイルスの国内流行が終息段階に向かっているものの、海外からの感染者および国内の無症状感染者が増加し、「第2波」として感染拡大に警戒が高まっている。欧米諸国における感染拡大に加えて、地方政府の厳しい感染防止対策が企業の生産と輸出を制限しており、中国経済の回復に影を落としている。

水際対策と国内感染対策の両面作戦へ

中国では4月1日から新型コロナウイルスの無症状感染者数も公開され、4月8日時点では1095人に達した(国家衛生健康委員会)。「武漢では無症状感染者が1万~2万人に上る可能性がある」と武漢大学中南病院の楊炯教授が注意を呼びかけ、李克強総理も湖北省や武漢市での無症状感染者調査の実施を指示した。

現在、中国各地では、新型コロナウイルスが治癒した退院患者に対する隔離観察・再検査、再感染者の早期隔離など二次感染の予防対策を実施している。他方、海外から入国した感染者は増加し、4月8日に初めて1000人を突破。北京、上海、広州など中国のハブ空港では厳しい防疫体制が敷かれている。

北京では、到着予定の国際便を国内他都市の12空港に一時着陸させ、乗客全員の検疫を実施してから北京首都国際空港に受け入れる措置をとっている。また国内の上京者全員に対して一律で14日間の経過観察を規定しており、新型コロナウイルスの流入防止に警戒を強めている。

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