在宅勤務で実践したい「腰痛を改善する座り方」 4つのポイントを押さえて全身の不調を改善

拡大
縮小
全身の血流を改善し、体のゆがみ・痛み・しびれをリセットできる「正しい座り方」をお伝えします(撮影:飯塚昌太)
新型コロナの影響で、テレワーク中心の生活となり、体がなまってきた、あるいは、あまりに室内にいるせいでなんだか体調がおかしい、と感じている方が増えている。あるいは、ジムにも行けず、ジョギングにも行けず、かといって室内でドタバタ運動しては近所迷惑になるし――と、もやもやとした気分で過ごしている方も少なくないかもしれない。
こんなときこそ、自らの生活習慣・運動習慣を見直し、室内で静かに実践してもらいたいトレーニング法がある。それが、一流アスリートの指導者が提唱する「全身の血流を改善し、体のゆがみ・痛み・しびれをリセットできる、すごい座りトレ」だ。座ったままで静かにできる運動法なので、若い方から、歩行が困難な高齢者にもおすすめできる、安全かつ、体調維持に非常に効果的なトレーニング法と言える。
提唱者は、日本を代表するアスレティック・トレーナーである本多奈美氏。彼女は、全日本バドミントンチーム公式トレーナーを務めるなど、多くのアスリートや一般人の「体の痛み」に向き合ってきた。本稿では、その本多氏が強くすすめる「望ましい座り方」を、最新刊『全身の血流を改善し、体のゆがみ・痛み・しびれをリセットできる! 全身の不調が消えるすごい座りトレ』から一部抜粋して紹介する。
ここでご紹介する4つのポイントを押さえて座るように日々、心がけるだけでも、全身の血流を改善し、体のゆがみ・痛み・しびれをかなりリセットできるはずだ。

家にこもりがちな今こそ、不調を改善できる座り方を

「正しく座れば、体は若返る」「首の痛みや手のしびれは足からくる」「腰痛は、お尻の肉を引っ張ると改善する」「お腹の筋肉を動かしても、お腹は凹まない」――こう言われたら、あなたはどう思いますか? そして、それらが最新の科学的・医学的真実だとしたら……?

「え、痛みや不具合の原因は、その部位にあるんじゃないの?」ですって? 違います! もうそんな時代ではありません! 腰痛には腹筋を、ふくらはぎを細くするにはかかとの上げ下げを、肩の痛みを改善するのにはインナーマッスルを鍛える、ウエストを絞るのにはとにかくおなか回りを動かす――などの情報はすでに古いのです。専門家の間ではとっくに新しい情報(方法)に更新されています。

本稿では、医学界ではとっくに更新されている、でもなかなか世間に広まらないそうした情報(方法)の中から、「全身の不調を改善できる、正しい座り方」についてご紹介していきます。あなたやあなたのご家族、お知り合いの肉体の「機能改善」が簡単にできる手法です。

次ページ「体の不調を改善できる、正しい座り方」を紹介
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT