バスと何が違う?臨海部の新たな足「東京BRT」

虎ノ門や新橋と「選手村マンション」方面結ぶ

使用する車両はトヨタの燃料電池バスと、いすゞ自動車と日野自動車が共同開発した連節バスの2種類だ。

東京BRTに投入される燃料電池バスのイメージ(画像:東京都都市整備局)
東京BRTに投入される連節バスのイメージ(画像:東京都都市整備局)

燃料電池バスは水素を燃料として走り、CO2排出ゼロの環境配慮型車両だ。連節バスは2つの車体をつないだ車両で定員は129人。従来型のバスと比べて1.5倍の乗客を運べる。ディーゼルハイブリッドのため環境性能は燃料電池車より劣るが、大量輸送が可能だ。

車両は都バスのようなラッピングはせず、外観カラーデザインは停留所と統一して一目で東京BRTと判別できるようにする。シンボルカラーは「レインボー」。多様な色の線で、都心と臨海地域のつながりなどを表現しているという。車内はシートの布を江戸小紋柄にして、東京らしさを演出する。

五輪後もしばらくは「プレ運行」

運行は、京成バスの100%出資で設立した新会社「東京BRT」が担うが、今年5月からのプレ運行は京成バスが担当し、2022年度を予定する本格運行の開始以降は東京BRTが運行主体となる。

5月から始まるプレ運行は、主にオリンピック・パラリンピック開催時の混雑緩和が目的で、大会のセキュリティゾーン(バスが走行できない区域)を避ける形で運行。平日のピーク時は毎時片道6便を運行し、輸送力は1時間当たり450人程度。平日日中と土休日は毎時4便を運行する。

プレ運行(1次)のルート図(画像:東京都都市整備局)

オリンピック・パラリンピックの閉会後は、プレ運行(2次)として運行ルートを拡大。虎ノ門ヒルズ―東京テレポート間の「幹線ルート」、虎ノ門ヒルズ―晴海BRTターミナル―豊洲市場前間の「晴海・豊洲ルート」、新橋―勝どきBRT間の「勝どきルート」の3系統を運行する。

大会前・大会後ともに、プレ運行の際の表定速度(停車時間を含めた平均速度)は路線バス並みの11~15km。車両は燃料電池バスを主体に、一部連節車両を投入予定だ。

次ページ2022年度以降は「本格運行」に
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