相次ぎ開設、都内「高速バスターミナル」最前線

バスタ新宿に東京駅、今後も整備計画がある

2016年にJR新宿駅南側に開業したバスタ新宿。1日平均3万人が利用する(筆者撮影)

年間で延べ1億人以上が利用する日本国内の高速バス。1日当たり約1万5000便が運行され、近年はインバウンド需要も増加していることも手伝って利用者と路線数は共に増加傾向にある。中でも高速バスの発着が多いのが東京都心エリアだ。

東京都内の高速バスターミナルとして多くの人が思い浮かべるのが「バスタ新宿」だろう。このほか、東京駅など複数の高速バスターミナルがあるが、それぞれの発着本数などは意外に知られていないのではないだろうか。さらに、今後新たにターミナルを整備する計画もある。都心部の高速バスターミナルの現状と、今後の計画を見てみよう。

1日1500便発着「バスタ新宿」

今や東京の高速バスターミナルの代表格となったのが「バスタ新宿」だ。2016年開業と比較的新しく、新宿駅周辺の高速バスターミナルの集約と、交通結節機能を強化する目的で整備された。

バスタ新宿に入る高速バス。昼間でも写真のように数台が並ぶこともあり、発着便数の多さを物語る(筆者撮影)

昼は主に中央道方面(山梨県・長野県中部・南部)や東名高速道路方面(神奈川県、静岡県など)へ向かう路線、夜は主に名古屋、大阪方面の便が発着する。WILLERなど、かつてのツアーバスから高速路線バスに移行したバス会社も多く発着するのが特徴的だ。

利用者は昼夜通じて多く、1日平均約3万人、最大で約4万人にのぼる。利用者の多さに比して待合室はややコンパクトで、ベンチは終日多くの人で埋まっている。とくに夜は待合室のベンチだけでは足りず、床に座り込む人や外に設けられたベンチに座っている人も多い。

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