JR西の新列車「銀河」、デザイナーが明かす魅力 割安な料金で豪華な車内、コンセプトは?

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JR西日本の車両担当者が川西氏と出会ったのは2016年7月のことだ。東京都内で開催された川西氏の講演会に参加し、川西氏の理念に引き込まれた。同年11月、当時社長だった来島達夫氏(現副会長)の肝いりで新たな長距離列車プロジェクトの検討が始まり、デザイナーとして「あの人に任せてみたい」と、白羽の矢が立ったのが川西氏だった。

2017年6月、新たな長距離列車はかつてJR西日本エリアで「新快速」として活躍した117系を改造して製造するとともに、デザイナーに川西氏を起用することが正式発表された。

「時間のデザイン」がコンセプト

「新幹線なら3時間で行ける距離を10数時間かけて走るのですから長時間の乗車になります。長い時間をどう過ごしていただくか。その意味では、時間のデザインなのです」。車両のデザインではなく時間のデザイン。これが今回の川西氏のコンセプトだ。

長い乗車時間を飽きることなく快適に過ごしてもらうためにこだわったのは車窓を楽しんでもらうこと、そして車内を歩き回ってもらうことだった。車窓については従来の117系よりも窓を大きくした。

6両編成の車両は1号車グリーン車指定席、2号車は普通車指定席の女性車両で、リクライニングシートのほかに昔の寝台車のような「ノビノビ座席」もある。3号車はコンパートメント、リクライニングシート、フリースペースから構成される普通車指定席、4号車は1両丸ごとフリースペース、5号車は普通車指定席のノビノビ座席、6号車はグリーン個室となっており、すべての車両が異なる特徴を持つ。

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