「イクメン」進次郎、安倍後継レースから脱落か

育休宣言に批判、環境相の実績にも疑問符

環境相の会議で育児休暇の取得を表明する小泉進次郎環境相(左端、写真:時事)

「自民党のプリンス」と呼ばれる小泉進次郎環境相が、「ポスト安倍」の有力候補者リストから消えつつある。

環境相としての初入閣から4カ月が過ぎたが、政界での評価は低迷が目立つ。国民の間では「将来の首相候補」としてなお高い人気を維持しているが、与党内では「まずは閣僚としての経験と実績を積むのが先」との声が支配的だ。

育休取得宣言に「芸能人気取り」の声

1月17日未明には妻でフリーアナウンサーの滝川クリステルさんが第一子を出産した。それに先立つ15日に育休取得を宣言し、「久しぶりの進次郎劇場復活」(自民幹部)となった。ただ、これまでと違ってネットには「芸能人気取り」などと批判的なコメントがあふれている。

2009年の初当選以来、政界随一の人気者として順風満帆だった小泉氏にとって、環境相就任直後の国際会議などでのいわゆる「セクシー発言」や「ポエム発言」がつまづきの始まりだった。国内外で「具体性に欠け、意味不明の言動」(閣僚経験者)との批判が吹き出したからだ。

その後の臨時国会でも、それまで厳しく批判してきた森友学園問題での公文書改ざんなどについての野党の質問には、「担当外で答弁は控える」など、答弁メモの棒読みに終始。閣僚会見やインタビューなどでも、閣僚就任前のメリハリのある発言は影を潜めている。

閣僚は内閣の方針に従うのが義務ではあるが、担当外の問題について政治家として意見を表明することまでは制限されていない。にもかかわらず「逃げやはぐらかしの答弁ばかりが目立つ」(自民幹部)ことで好感度も薄れ、ポスト安倍候補をめぐる各種世論調査での人気度も、数字的にはピーク時から半減という状況となっている。

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