初心者プログラマーが飛躍的に上達できたコツ スクール通いでも独学でも道は切り開ける

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検索して出てきたコードを何度入力しても思うように動かないなど、壁にぶつかった際、疑問を投稿すると、気づいた人が返事をくれた。「私と同じように、子育てしながら学んでいるママもいて、とても刺激を受けた」(掛札さん)。

とくに学習に活用したのが前述の「Railsチュートリアル」だった。「エラーを乗り越えながら1つの作品を仕上げていくことで、世に出ているWebサービスの裏側の複雑さ、その一つひとつの機能がうまく絡まり合って動いていることを体感できた」(同)。

ツイッターを介し入社を誘われる

徐々に実務の経験も重ね、学習の経緯をツイッターで発信していると、ある日、その「Railsチュートリアル」を運営するYassLab代表の安川要平氏から、ツイッターを介して「自社で働かないか」と誘われた。プログラミングの知識も経験もゼロだった状態から約1年半。今は自身を助けてくれた教材を作っていた同社で、フルリモートでエンジニア兼広報として働く日々だ。

「自分が希望していたリモートの働き方を実現できたのは、プログラミングとツイッターのおかげ」(掛札さん)と話す。

プログラミングは何もプロのエンジニアだけに教わる必要はない。具体的なサービスを作りたい、エンジニアになって理想の働き方を手に入れたい――。そうした明確な目的意識さえあれば、同様の境遇の学習者と学び合うことで、理解を深めることができそうだ。

『週刊東洋経済』1月18日号(1月14日発売)の特集は「今年こそ始めるプログラミング」です。
許斐 健太 『会社四季報 業界地図』 編集長

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このみ けんた / Kenta Konomi

慶応義塾大学卒業後、PHP研究所を経て東洋経済新報社に入社。電機業界担当記者や『業界地図』編集長を経て、『週刊東洋経済』副編集長として『「食える子」を育てる』『ライフ・シフト実践編』などを担当。2021年秋リリースの「業界地図デジタル」プロジェクトマネジャー、2022年秋より「業界地図」編集長を兼務。

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