ベンツの「ディーゼル」乗ってわかった最新進化 オールラインナップ試乗会で乗り味を体感

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2019年に7年ぶりにモデルチェンジしたGLEは、専用のMHA(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)を採用しており、アメリカで生産される。5m近い全長に全幅も2mを超えており、日本で使うには大柄ながら、その堂々たる体躯こそ人気のヒミツであり、現行型はすべてニーズの高い7人乗りが標準仕様となったのも特徴だ。

2019年に7年ぶりに全面刷新したGLE(編集部撮影)

4気筒でも動力性能的には大きな不満はないものの、やはりこのクラスとなれば6気筒の上質なドライバビリティを求めるユーザーも少なくないはずだが、6気筒はより吹け上がりがスムーズで振動も小さく、エンジンサウンドもガソリンに近い印象となる。

【2020年1月10日12時50分追記】初出時、一部写真が入れ替わっていましたので修正しました。

6気筒同士の「G 350 d」と「GLE 400 d」では、同じエンジンながら数字が異なるとおりスペックも「G 350 d」が最高出力286ps/3400~4600rpm、最大トルク600Nm/1200~3200rpmであるのに対し「GLE 400 d」は最高出力330ps/3600~4000rpm、最大トルク700Nm/1200~3000rpmと差別化されていて、ドライブしても相応の印象の違いが見受けられる。

G 350 dとGLE 400 dの違い

最高出力や最大トルクの数値ではGLEがだいぶ上回り車両重量も軽いものの、ドライブすると低中速トルク重視で柔軟性に富むからか、「G 350 d」のほうがごく普通に流すぶんには扱いやすく感じられた。

逆に「GLE 400 d」は踏み込んだ際にパンチの利いた加速を示し、回転上昇に勢いがある。そのあたりはそれぞれの車種のキャラクターに合わせて、よりふさわしいものを与えたということだろう。

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