ベンツの「ディーゼル」乗ってわかった最新進化

オールラインナップ試乗会で乗り味を体感

2016年に登場したGLCは、ほどなくメルセデスで最も売れ筋のSUVへと成長した。日本だけでなく世界中でベストセラーとなっており、価格のずっと安い「GLA」よりも売れているほどだ。

そしてこのほどフェイスリフトを実施。グレード体系が見直され、パワートレインや先進運転支援システムも新しくなったほか、1年あまり前のCクラスのマイナーチェンジでは採用されなかった前出の「MBUX」がGLCには採用されたことにも注目だ。

(編集部撮影)GLC 220 dは2トン近い車両重量ながらハンドリングは軽快だ

ディーゼルの「GLC 220 d」には、これまで旧世代の2.2リッターが搭載されていたところ、くだんの最新版の2.0リッターのへ換装。最高出力は2.2リッター比で24ps増の194ps/3800rpmとなり、最大トルクは400Nm/1600~2800rpmと、前出のコンパクトクラスの「200 d」に対しても差別化されている。

ドライブすると振動や騒音が低減し、吹け上がりがより力強くスムーズになっており、新旧の差は歴然。従来は硬さを感じた乗り心地も大きく改善され、微振動も低減するなど、ドライブフィール全般が洗練されている。

ディーゼルとはいえフロントヘビーを感じさせることもなく、2トン近い車両重量ながらハンドリングは軽快で、走りに一体感もある。日本でももてあまさないサイズと併せて、GLCの販売が好調な理由がうかがい知れる。

39年ぶりに全面刷新されたGクラス

GクラスとGLEのディーゼルについては、Gクラスには6気筒の「G 350 d」が加わったばかりで、GLEには6気筒の「GLE 400 d」だけでなく4気筒の「GLE 300 d」がラインナップされたことにも注目だ。

Gクラスに加わった6気筒の「G 350 d」(編集部撮影)

2018年にGクラスは39年ぶりに全面刷新されたのだが、従来型のモデル末期に設定された「G 350 d」にはGクラスでは唯一となる右ハンドルが設定されたことや、約1000万円とGクラスとしては控えめな価格設定もあって、発売後はGクラス全体の7割を占めるほどの売れ行きを見せた。現行Gクラスにおいても、このほど加わった待望のディーゼルが売れ筋となることは想像にかたくない。

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