結婚相談所で「恋愛」をしたがる男たちの思惑 会うたびに「僕のこと好き?」と聞いてくる

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女性としては何を考えているのかわからない。「私たちは結婚するために会っているんでしょう? どこが好きかなんて話は結婚してからでいいじゃないの?」とイライラし始める。こうしたパターンの場合、私たちが介入して進めていかないと一向に成婚に至らず、女性はしびれを切らして嫌になってしまいます。

20代後半の女性A子さん。お住まいの地域柄、同級生はほとんど結婚し、子どもが2人、3人いることも珍しくないそうです。そのためA子さん自身も「早く結婚しなきゃ」という思いが強い。

お見合いをした40代男性から「結婚しよう、結婚しよう」と猛アプローチが来たので、「じゃ、いつにしますか?」と話を切り出したところ、「もっとたくさん会って、毎日でも会って愛を確かめ合って疑似夫婦になってから」と言われたそうです。

女性の希望をスルーする男性

弊社は結婚相談所であって出会い系サイトではありません。日本結婚相談所連盟では婚前交渉を禁止しています。性交渉したことが発覚すれば成婚退会と見なし、成婚料をいただく規則となっています。「疑似夫婦」なんてありえません。

そこで仲裁に入り、男性が入会している相談所に「入会時にきちんとルールを説明してくださいね」と申し入れたうえ、「〇月〇日までにプロポーズがなければお別れします」と期限を設けました。先方の相談所は「ルールは説明したんですけど⋯⋯本人は『同棲してからでないと結婚できない』と言っています」と言う。困りますね。

30代半ばの女医B子さんと40代男性。B子さんは年齢的なこともあり、すぐにでも結婚して子どもを産みたい。必要があれば早期に不妊治療も進めたい。お見合いの段階でそうした具体的な話をして折り合いがつく男性と結婚したいと言います。

ところが、この40代男性にいくら話をしてもスルー。そればかりか会うたびに「君といられてうれしいよ」「好きと言って」などと迫ってくるそうです。会話がキャッチボールにならずドッジボール。もう10回も会っているのに、なかなか結婚が決まらない。結婚相談所では、お見合いをして交際が始まったら2〜3カ月でプロポーズが理想です。

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