コアラを「絶滅危機」に追いやる深刻な山火事 専門家いわく「コアラは絶滅したも同じ」

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災害時に動物の救助活動を行う保護団体、国際動物福祉基金(IFAW)によると、コアラは山火事に非常に弱い。

救助されたコアラ(写真:Stefica Nicol Bikes/REUTERS)

というのも、動きが遅いために逃げ遅れるだけでなく、コアラが食糧としており生息しているユーカリの木は、いったん火がつくと燃える勢いも強く火の回りも早い。

逃げ遅れたコアラは、樹木全体が火に包まれる「樹冠火」の中で焼かれてしまいかねない。

森林に潜むコアラを見つけ出す探知犬

IFAWによると、森林の中に潜むコアラを人間の目で見つけ出すのは至難の技だ。そんな中、コアラを見つけ出すよう訓練を受けた犬が、山火事からコアラやそのほかの野生動物を救出する活動を行っている。

足に保護ソックスを履いている探知犬(写真:ifaw/Facebook)

CNN(11月19日付)によると、ボーダー・コリーとクーリーのミックス犬「ベア」は、コアラの毛皮のにおいを嗅ぎ分け、生きたコアラがどこにいるかを見つけ出すよう訓練を受けた「コアラ探知犬」だ。クイーンズランド州のサンシャインコースト大学が運営する非営利団体「ディテクション・ドッグズ・フォー・コンサベーション」(保全のための探知犬)に所属しており、IFAWが資金援助を行っている。

IFAWによると、先住民族の保護地域である広さ1000ヘクタール(10平方キロ)のニュンヤ・ジャーゴンでは、2件の山火事が発生、85%が焼失した。この地域には20〜40頭のコアラが生息してると考えられていた。

IFAWがベアを連れて同地域でコアラ探知活動を行ったところ、生きたコアラがいるという反応をベアが示した。今のところまだコアラの確認はできていないが、IFAWは今後も同地域での救出活動を続けるとしている。

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