ネットに上げる写真「映える映えない」の決定差 広告に文字情報を載せても見られていない
例外的に文字が多めでも許されるのは、セミナーや自己啓発系の集客ページくらいでしょうか。この場合は、参加したユーザーの声などをしっかりテキストで書くほうが、転換率が高くなることがわかっています。セミナーのベネフィットは画像で伝えるのが難しく、言葉で説明されて初めてイメージできるものだからでしょう。
ただし、これは素人が簡単にマネできるものではありません。売れているセミナーページの原稿というのは、いわば文字による通販番組のごとく考え抜かれていて、長い1ページの中で危機感をあおったり、時に感動させたりと、緩急織り交ぜてユーザーの感情を揺さぶる工夫が盛り込まれています。
写真やデザインに投資をしない人は、認識が甘すぎる
「ユーザーは理屈ではなくイメージで買う」という原理をよく理解したプロの仕事なのです。ですから定石どおり画像メインで訴求するにしても、テキストで勝負するにしても、その道のプロに依頼するのが鉄則であることに変わりはありません。
そこをケチって自分でやってしまう人は、「しょぼいページでも商品がよければユーザーは見てくれるはずだ」と思っているのでしょうか? 画像は粗くふぞろいで、デザインはパワポで組んだかのように素人臭く、文章も何の工夫もなくダラダラ説明しているだけ――。残念ながら、そんなページを見せられて商品を買おうと思うユーザーはまずいません。認識が甘すぎます。
その点、写真やデザインにきちんと投資しているサイトは、ユーザーは基本的に広告には無関心だということを知っています。だからこそプロの手を借りて、魅力的なデザインのページを作っているのです。
商品が本当にいいものなのかどうかは、実際に使ってみないとわかりません。商品でも人でも、まず興味を持ってもらうためには、写真が担う役割は非常に大きく、客数、単価と並んで売り上げ増に効く要素である転換率(コンバージョン)を驚くほど左右します。売り上げを伸ばすためには、プロの写真やデザインで商品をきっちり「お化粧」してあげる必要があるのです。
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