北陸新幹線「3分の1水没」、なぜ本数確保できた? 当面は支障なくても、年末年始はどうなる

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北陸新幹線の不通が続く間、JRは代替ルートを案内するなどして対応。北陸と首都圏を結ぶ航空便や高速バスも、機材の大型化や増便が行われた。

JR西日本は北陸エリアから東京方面への代替経路として、特急「しらさぎ」を利用して米原・名古屋を経由し東海道新幹線に乗り継ぐルート、金沢から京都まで特急「サンダーバード」を利用し東海道新幹線に乗り継ぐルート、富山から名古屋まで高山本線経由の特急「ひだ」を利用し東海道新幹線に乗り継ぐルートなどを案内した。この間、東海道新幹線は指定席が取りづらい状況が続いたという。

JR東日本は、直江津・糸魚川エリアの利用者のため、上越新幹線に接続する長岡―直江津間ノンストップの臨時列車を運転した。北陸新幹線開業前に東京と北陸を結ぶメインルートだった北越急行ほくほく線も、臨時列車の運転や、越後湯沢―六日町、犀潟―直江津間で列車を延長運転し、同社のホームページで接続ダイヤまで示した。

飛行機も増便・大型化

航空会社は羽田と北陸を結ぶ便を大型機にしたり、臨時便を運航するなどして対応した。日本航空(JAL)は羽田―小松間で16日から26日まで臨時便を運行、機材も大型化した。全日本空輸(ANA)も羽田―小松間、羽田―富山間の機材を大型に変更したほか、臨時便を運航した。

このほか、富山―東京間の高速バスが増発されたほか、富山―名古屋間の高速バスと東海道新幹線を乗り継ぐルートなども利用された。各交通機関の努力により、北陸新幹線が不通の間も北陸と首都圏間の移動手段はさまざまなルートで維持された。

だが、12両編成、座席定員だけで924名という北陸新幹線の輸送力は圧倒的だ。北陸と首都圏を最速2時間半で結ぶ大動脈の1日も早い全線再開を、多くの人が待ち望んでいた。

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