初対面で「好かれる人」が送っているシグナル 見た目は普通なのにモテル人はやっている

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好意シグナル1、眉をさっと上げる

これは、眉をさっと上げて目を見開く動きのことだ。6分の1秒ほどの短時間で行えるため、言葉を使わずに瞬時に「好意シグナル」を送りたいときに便利だ。知らない人に近づいていくときにも、眉をさっと上げて見せるだけで、「私は怪しい者ではありませんよ」というメッセージを送ることができる。

初対面の相手と1.5~1.8メートルほどの距離に近づくと、脳はこのシグナルを探す。相手からシグナルが送られ、こちらも同じシグナルを送りかえせば、言葉を使わずとも「私はあなたの敵ではありませんから、怖がる必要はありません」と、互いに知らせることができる。

遠くにいる人にもシグナルを送れる

ほとんどの人は無意識のうちにそのようにしているため、自分が眉を動かしていることに気づいていない。ためしに観察してみるといい。オフィスなどの公的な場所で初めて顔をあわせた人たちは、「はじめまして」「調子はいかがですか」といった挨拶をしながら、眉をさっと上げているはずだ。

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眉をさっと上げれば、遠くにいる人にもシグナルを送れる。例えば、あなたが混雑している会場にいるとしよう。遠くにいる誰かに関心をもったら、眉をさっと上げ、相手からの反応を待ってみよう。

もし相手もさっと眉を上げてきたら、話しかけるといい。相手もあなたに関心をもっているというサインだ。反対に、なんの反応も返ってこなければ、相手はあなたに関心をもっていないということだ。離れた距離でこれを見極められれば、拒絶されずにすむし、バツの悪い思いをせずにすむ。

好意シグナル2、頭を傾ける

左右どちらかに頭を傾けるのは、「私は脅威ではありません」というメッセージを送るしぐさになる。首の両側には頸動脈があり、頭を傾けるとそのどちらかを相手に見せることになる。頸動脈は酸素を含む血液を脳に運ぶ経絡であり、そのどちらかが切断されれば数分のうちに死が訪れる。だから脅威を感じた人は首をすくめ、頸動脈を守ろうとする。

その反対に、まったく脅威を感じない人に会っているときには頭を傾け、頸動脈をあらわにするというわけだ。「頭を傾ける」動作は、好意シグナルとなるため、信頼の置ける人、魅力的な人と思われやすい。

また、頭を傾けて近づいてくる男性のほうが、女性からハンサムだと認識されやすくなる。同様に、頭をわずかに傾けている女性のほうが男性から魅力的だと思われやすい。話している相手のほうにわずかに頭を傾けている人は、思いやりのある正直な人に見られやすい。

通常、女性は男性よりも頻繁に頭を傾けるが、男性は頭を真っすぐにし、相手より優位に立とうとする傾向がある。しかし、頭を真っすぐにしたまま女性に近づいていくと警戒されるおそれがある。悪意がないのにもかかわらず、女性に「要注意人物」と思われてしまったら、その女性と親しくなるのは不可能ではないせよ、困難になる。

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