初対面で「好かれる人」が送っているシグナル 見た目は普通なのにモテル人はやっている
好意シグナル3、シンメトリーな笑顔を瞬時に見せる
笑顔は強力な好意シグナルだ。笑顔は、信頼、幸福、熱意をあらわし、もっと重要なことに「受容」のシグナルを送ることになる。にっこりほほ笑むだけで、「あなたを受け入れます」というメッセージを送ることになるのだ。
にっこりするとエンドルフィンという脳内物質が分泌され、まずは当人がいい気分になる。そして、ほほ笑まれた相手は、笑顔を返さずにいるのが難しくなり、思わず笑みを返してしまう。すると、相手もまたいい気分になる。さらには、自分をいい気分にさせてくれた相手のことを好きになる。
ただ「笑顔」ならいいわけではない
ところが笑顔には1点だけ問題がある。科学者のみならず、観察眼の鋭い人なら以前から気づいていたように、笑顔には「本物」、すなわち心からの笑顔とは別に「作り笑い」や「愛想笑い」があるのだ。
本物の笑顔は、好意をもっている知人や、知り合いになりたいと思っている人がそばにいると、思わず浮かべてしまうものだ。一方、作り笑いは大抵、社交上の義理を果たしているときや、仕事の必要上、相手に好意をもってもらいたいときに利用する。自分を好きになってもらいたいなら、心からの笑顔を浮かべなければならない。
笑顔が本物かどうかを見分ける基準は、口角が上がっていること、目じりにシワがより、頬もシンメトリーに上がっていることだ。
一方、作り笑いはどちらかに笑みが偏りやすい。右利きの人は顔の右側に。左利きの人は顔の左側に笑みが偏りやすい。また、作り笑いはタイミングが遅くなりやすい。本物の笑みより遅いタイミングで浮かび、不自然な形でしだいに先細りになる。
どんな笑顔を浮かべるかで、相手に親しくなりたいと思わせることも、思わせないこともできる。とくに女性は、笑顔の浮かべ方を変え、初対面の相手との付き合い方や、今後のお付き合いのペースを調整しようとする。一方、男性は女性がほほ笑みかけてくれると、声をかけやすいと感じる。また、女性がうれしそうに笑みを浮かべていれば、こちらから声をかける許可を得たような気分になる。
つまり、意識して「好意シグナル」を送ったり、送らなかったりができれば、初対面から相手の心をつかみ、良好な人間関係を楽しめるようになれるのだ。
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